Linuxサーバ

DNSサーバについて

 

LAN内クライアントからドメイン名でサーバ接続ができない・・・

実家LAN内のクライアントからWEBブラウザ及びメールクライアントを使ってサーバに接続しようとしても、ドメイン名では接続できずにサーバのローカルIPを直接指定して使っていました。

 

せっかくサーバを立ててるのにそんな原始的な方法(それはそれで簡単なのでよいのですが)で回避するのではなく根本的に解決しようじゃないかと。

 

DNSサーバとは

人間が理解しやすい名称であるドメイン名と、コンピュータが理解できる値であるIPアドレスを対応させ、クライアントからの問合せに答えてくれるコンピュータ及びサーバソフトウェアのことを総称してDNSサーバと呼びます。

 

私たちがWEBブラウザやメールソフトなどのクライアントソフトを使ってインターネットの閲覧やメールの送受信を行う場合、サイトのURLやメールアドレスとして入力されたドメイン名やIPアドレスを元にネットワーク上(LAN、WAN問わず)に存在するホストを特定してデータのやり取りを行います。

 

この「ホストを特定」するためにIPアドレスとドメインを結びつけ、導いてくれるのがDNSサーバというわけですな。

 

ちなみにDNSサーバへの問合せを行う(行った)クライアントのことは「リゾルバ」と呼ばれるそうでこのリゾルバ、普段私たちが使用する末端のコンピュータはもちろん、DNSサーバから他のDNSサーバに問合せをかけることもたくさんありその場合は問合せをかけた側もリゾルバとなります。

 

内向きDNSと外向きDNS

DNSサーバの働きは上で書いたとおりなのですが、問合せを受ける対象によって「内向き」と「外向き」に分けて考えることができます。

 

内向きというのは主にLAN内からの問合せを受け、同じネットワークに属するマシンのドメイン-IPの解決をおこなうものとなります。

 

それに対して外向きは外部からの問合せに対する返答を行う=グローバルIPとサーバを関連付けるのに使用されます。

 

※固定IPを取得している環境の場合、取得したドメインとグローバルIPの関連付けをサーバ自身が行うことでDDNSサービスへのレコード登録をしなくてもWEB上からホスト名で接続することができます。ということはDDNSサービスを提供している会社のサーバが不測の事態で停止したとしても影響を受けずにサーバに接続できるということになります。

 

以前からDicedを使ってIPを更新して~と書いているとおり、筆者の環境は固定IPではないため今回は内向きのDNSサーバを設定して自宅LANないからホスト名のみでサーバ接続できる環境を整えたいと思います。

 

詳細は次回に、ということで続きます。

 

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