今回はUbuntuをサーバにインストールしていきます。
参考にさせていただいたのはコチラ。
※実際にインストールした時はVer.10.04でしたが現在はバージョンが変わっていますのでご注意下さい。
まずはインストールの方向性を確定させましょう。
今回は参考にしたサイトに従ってLVM(論理ボリュームマネージャ)+RAID1という形でインストールする事にします。
ハードディスクは500GB×2基です。
まずはインストールCDの作成からです。
本家サイトへ飛んでISOイメージをダウンロード、適当なフォルダに保存します。
自分の場合、PC (Intel x86) alternate install CD を選びましたが環境によってお選び下さい。
次にこれをCDに焼く作業へ移るわけですが・・・
ここで素人の自分の失敗談を。
ワタクシ、そのままエクスプローラーからCDにファイルを放り込んで書き込む、という暴挙に出てしまいました(汗
自分以外にもやったことのある方いらっしゃいますよね!?いないかな・・・
このISOイメージ、書込みできる機能を持った専用のソフトでCDに書き込む必要があるそうです。
詳しくはコチラをご覧頂くとよく分かるかと思います。
このようにしてインストールCD作成が完了したらいよいよサーバ用マシンにCDを挿入してインストール開始です。
最初に言語を選択する画面がでますのでここは無難に日本語を選択します。
次に使用しているキーボードを選択するのですが、自分の場合どれだか分からず結局一番上のヤツを適当に選択しました(汗
続いて「ネットワークの設定」へと移ります。
まず最初はホスト名を登録します。
ここはお好きなように決めてもらって構わないでしょう。
次に「時間の設定」が表示されます。
開いた段階で「Asia/Tokyo」が選択されているかと思いますので確認だけして「はい」を選びます。
さて、ここからが素人の僕には難しいところだったんですが、「ディスクのパーティショニング」へと続いていきます。
- ガイド-ディスク全体を使う
- ガイド-ディスク全体を使い、LVMをセットアップする
- ガイド-ディスク全体を使い。暗号化LVMをセットアップする
- 手動
が表示されますが、RAIDの構築はUbuntuの場合自動ではできませんので「手動」を選択しましょう。
すると
/dev/sda - ○○GB
/dev/sdb - ○○GB
という風にセットアップしてあるハードディスクが表示されるはずですので容量などを軽く確認しておきましょう。
問題なければ「/dev/sda」を選択します。
「新しいパーティションを作成すると既存のパーティションは全て抹消されるよ」的な確認が表示されるので納得した上で「はい」を押してください。
この段階で「はい」を押して続きの設定を進めても、後ほど出てくる最終確認で「いいえ」を押せばまだ取り返しがつくのです。
これで/dev/sdaに領域が確保された形となりますので、同じ操作を/dev/sdbにも行ってください。
2枚とも領域が確保できたら「ソフトウェアRAIDの設定」を選んでRAIDの設定を行いましょう。
/dev/sda と /dev/sdb が表示されていることを確認したら「RAIDを設定しますか?」の問いに「はい」と答えます。
続いて
- MDデバイスの作成
- MDデバイスの削除
- 完了
の3つが表示されるのでここは「MDデバイスの作成」を選択します。
まずはアクティブデバイスの数を決定しますが、アクティブデバイスとはRAIDを構成するディスクのうちホットスペア(通電していていつでも使用できる状態のままスタンバイしているデバイス。通常時は書込みされずに待機しているが障害が発生したときに壊れたデバイスの代わりに自動的に使用される)を除いた枚数のことになります。
予算の問題もあってホットスペアを導入する余裕は今のところありませんので、
ディスク枚数: 2 - ホットスペア: 0 = 2
がアクティブデバイスの数となります。
続いて「スペアデバイスの数」ですがここは上記の通りホットスペアを使用しないため 0 です。
ここでアクティブデバイスを指定するよう求められますので
[*] /dev/sda free #1
[*] /dev/sdb free #2
のように両方に*がついていることを確認して作業を進めます。
ついていない場合は行を選んでスペースキーを押すと印を付けることができます。
ここまでくるとRAIDの書込み確認が表示されます。
ここがひとまずの区切りになっていて実際にディスクへの書き込みが行われます。
上で書いたやり直しが利く、というのはここまでの作業ですので内容をしっかり確認した後「はい」を選択して作業を進めてください。
ここで作成、削除、完了の表示に戻るので「完了」を選んでMDデバイスの作成は終了です。
いよいよここから実際のパーティショニングへと入るのですが・・・
長くなってきたのでここまでとします。
続きは次回!!