Ubuntu 24.04でApache2を導入しよう
今回はUbuntu 24.04にApache2をインストールし、基本的な動作確認を行う手順を紹介します。自宅サーバや開発環境の構築を始めたい方におすすめの内容です。
このシリーズではLAMP構成を段階的に構築していきます。Apache2はその第一歩です!
Apache2のインストール手順
- ターミナルで以下のコマンドを実行して、Apache2をインストールします。
sudo apt update sudo apt install apache2
- インストールが完了したら、サービスの状態を確認しましょう。
sudo systemctl status apache2
「active (running)」と表示されていれば、Apache2は正常に起動しています!
ファイアウォールの許可設定(UFW使用時)
ファイアウォールを使っている場合、Apacheのポートを開放します。
sudo ufw allow 'Apache Full' sudo ufw enable sudo ufw status
※UFWが無効な状態から有効化する場合は、SSHの許可も忘れずに!sudo ufw allow OpenSSH
を先に実行しておきましょう。
ブラウザでApache2の初期ページを確認
同じネットワーク内のPCやスマホで、次のURLにアクセスしてみましょう:
http://サーバのIPアドレス/
以下のような「Apache2 Ubuntu Default Page」が表示されれば成功です。

公開ディレクトリとアクセス制御の確認
デフォルトのドキュメントルートは以下のパスにあります:
/var/www/html
試しに、HTMLファイルを1つ作ってみましょう。
echo '<h1>Apacheテストページ</h1>' | sudo tee /var/www/html/index.html
再度ブラウザでアクセスして、ページ内容が変わっていればOKです!
この段階でApache2の基本的な動作確認ができました!
次回予告:ユーザごとのpublic_html設定へ
次の記事では、複数ユーザが個別にファイルを公開できるよう、/home/ユーザ名/public_html
をドキュメントルートにする設定方法をご紹介します。
※また、Let’s Encryptを用いたSSL対応、サブドメイン構成についても順次解説予定です。
▼続きはこちら:
Ubuntu 24.04でユーザディレクトリ+サブドメイン+SSL設定を行う