🌟 Ubuntu 24.04でのユーザー作成・管理の基本まとめ【初心者向け】
Ubuntu 24.04 Serverでは、ユーザー管理がとても重要です。この記事では、ユーザーの種類、管理者権限の付与、ログイン不可のユーザー作成、不要ユーザーの完全削除について、わかりやすく解説します。
✅ ユーザーの種類とは?
種類 | 説明 |
---|---|
一般ユーザー | ログインやファイル操作ができる通常のユーザー |
管理者ユーザー | sudo でroot権限を一時的に使えるユーザー |
システムユーザー | サービスやデーモン(例:www-data )用。通常はログイン不可 |
🔐 rootユーザーのパスワード設定とsudoの使い方
Ubuntuでは初期状態でrootユーザーはロックされており、直接ログインできません。
まずはパスワードを設定してrootを有効化しましょう。
sudo passwd root
その後、rootでログインするには:
su -
注意:通常の操作では
sudo
を使う方が安全です!
例:パッケージを更新する場合
sudo apt update
👤 一般ユーザーの作成とsudo権限の追加
📘 ステップ①:ユーザー作成
sudo adduser newuser
途中でパスワードとユーザー情報を入力します。
📘 ステップ②:sudoグループに追加
sudo usermod -aG sudo newuser
これで「newuser」はsudoで管理作業ができるようになります。
📡 FTPやメール専用のログイン不可ユーザー作成
セキュリティを高めるため、FTPやメールだけに使うユーザーはログインできない設定にしましょう。
sudo useradd -M -s /usr/sbin/nologin mailftpuser
sudo passwd mailftpuser
-M
:ホームディレクトリを作成しない-s /usr/sbin/nologin
:ログインを禁止するシェルを設定
これにより、ProFTPDやDovecotなどのサービスで認証は可能ですが、SSHログインはできません。
🗑️ 不要ユーザーの削除方法【完全削除】
不要になったユーザーは、ホームディレクトリやメールファイルごと削除してサーバを整理しましょう。
🚮 基本のユーザー削除(アカウントのみ)
sudo deluser olduser
🧹 ホームディレクトリごと削除
sudo deluser --remove-home olduser
📬 /var/mail
に残ったメールも削除
sudo rm -f /var/mail/olduser
/var/mail/
はPostfixなどのMTAがユーザーごとのメールを保存するディレクトリです。忘れずに削除しましょう。
🔁 まとめ:Ubuntu 24.04でユーザーを正しく管理しよう!
- 用途に応じたユーザーの種類を使い分けよう
sudo
権限で安全に管理作業- ログイン不可の制限ユーザーでセキュリティ強化
- 不要なユーザーはファイルごとスッキリ削除
適切なユーザー管理は、サーバーのセキュリティと安定運用の第一歩です!