Linuxサーバ

自宅サーバからVPSへの移行に踏みきろうと思います。

VPSやクラウドといった外部サービスを検討し始めた理由

2012年に運用を開始した当ブログ。実際にはそれ以前にデータベースサーバと動かし始めたことが私の自宅サーバの始まりなのでもう少し前から稼働していることになります。

 

そんな愛着のある自宅サーバですが、最近は仕事が忙しく以前のように色々とチャレンジしてみようという意欲が薄れてしまいただ動いているだけ。もちろんOSや各種ソフトのアップデートだけは欠かさず行っていますし、自転車ブログの更新もたまには行っていますがこちらのブログの方はさっぱり。

 

外部のサービスと比べたとき自宅サーバに利があると感じられるのは

  • ハードに関する知識
  • カーネルレベルでLinuxをいじり倒すような使い方

この辺りにあるように感じています。いずれも外部のサービスでは試すことが困難であろうと思われる内容であり、実機を抱えてでないとできないことだろうと。

 

しかし上でも書いたとおり、仕事に終われてしまい以前のようにサーバをいじることに時間を費やせない今の状態ではそのメリットはほとんど生かすことができません。であればコストやリスクといったデメリットを比較して、条件によってはVPSやクラウドを試してみてもよいのではないか?と思うようになったのです。

 

自宅サーバ、VPS、クラウドをそれぞれ比較してみる

今自分がサーバに求めていることはというと「Wordpressが動いてブログを書けること」と「自ドメインでメールの送受信を行う」。これを具体的に言うと

  • Apache2、PHP、MySQL、FTPが動作する環境
  • PostfixとDovecotが動作する環境

これだけでよいんです。これらが安定して動いてくれさえすれば問題ないんです。となると自宅・VPS・クラウドのいずれを選んでも問題なく機能してくれるものと思われます。

 

こうなるとどれを選ぶかの基準となるのはそれぞれ比較した場合のデメリット。ということでそれぞれ思いつく限りのデメリットを書き出してみて検討することにします。

 

自宅サーバのデメリット

電気代がかかる

具体的な金額は掌握していませんが、ハッキリと言えるのは¥1,000/月以上の電気代がかかっていること。なぜかというと、実家にサーバを置いていたときと自宅に移動させた後で一ヶ月の電気代が1,000~1,500円跳ね上がったから。

 

クラウドでもVPSでもCPU2コア、メモリ1GB程度であれば¥1,000/月を下回るプランが存在しています。機能的には分かりませんが、今の自宅サーバでサーバ機のスペックに不満を感じたことが一度もないのであれば若干スペックが下がっても問題なく稼動するであろうと予測しています。この時点で金額的には自宅サーバが不利といえそう。

 

もっとも、ブログのPVが飛躍的に伸びて現在検討しているプランでは役不足に!なんてことでもあれば金額的な問題は逆転してくるかもしれませんが。

 

火災のリスク

24時間動きっぱなしのサーバ機。なるべくこまめに掃除するようにしていますが、気づけば埃が溜まってる…なんてことも時にはあります。熱に弱いといわれるノートPCなどではなく、安物ですが一応サーバ専用マシンなのでそのあたりのリスクは多少なりとも抑えられているかもしれませんがそれでもリスクはあると考えます。

 

そして、万が一火災でも起こそうものなら、アパート暮らしの私の場合自分や家族だけでなく同じ棟に住む方々にまで尋常ならざるご迷惑をお掛けすることになってしまいます。

 

スペースが必要になる

サーバ機を置いておくには多少なりともスペースが必要になります。そして、最近それもコストだと思うようになってきました。「サーバがなければここにこれが置けるのに…」なんて思ったり。

 

以前に比べると優先順位が下がってきているサーバのために、限られた家のスペースを使うことがもったいないことのように思えてきてしまうのです。

 

VPSおよびクラウドのデメリット

VPSにせよクラウドにせよ、実際に使う前段階でありネットなどで得た情報となってしまいますが、それぞれデメリットを考えてみます。まずはVPSから。

 

VPSの拡張性はクラウドに劣る?

どちらもイメージとしては仮想サーバを借り受けるサービスだと認識しているのですが、提供されているサービスの概要を見る限り将来的な拡張性はクラウドに分があるようですね。記憶領域の拡張は追加料金で簡単にできそうなのですが、CPUやメモリを増やそうと思ったときには

  • VPSは新たな仮想サーバを借りる
  • クラウドは既存の仮想サーバをそのまま拡張できる

という風に解釈しています。何かの拍子で急なトラフィックの増加などが発生した場合、サービスの質を低下させずに対応できそうなのはクラウドなのかな?と思っています。

 

データ転送量に対する料金

こちらも一般的に比較されている情報を見ての話ですが

  • VPSは追加料金なしを謳っているところが多い
  • クラウドは従量課金制を導入しているところが多い

という感じでしょうか。もっとも、追加料金なし!と言いつつ極端に大きなトラフィックが頻発するようであればプランの変更を余儀なくされることもあるようですね。変更しなければ最悪アカウントを削除されたりする場合もあるとか。

 

このあたりも使っていく中で判断していかないといけない部分なのかもしれません。

 

諸々考えた結果、まずはVPSを使ってみることに決めました

現時点ではどの手法が一番いいのか明確な答えは出せていないのですが、まずはVPSを試してみることにします。自分の中で決め手になったのは

  • メモリ1GBプランであれば1,000円程度で1ヶ月利用できそう。
  • データ転送量に対する追加料金は原則なし。

の2点です。まずは使ってみて、問題なければそのまま運用すると思われます。もし何かしら問題を感じるのであれば自宅サーバに戻すかもしれません。ひとまず試してみたいことにはVPSの本当のデメリットも見えてこないと思いますのでまずは契約して実際に使ってみます。

 

ちなみに現時点で契約することにしたのは↓のサービスです。正直、どこのサービスも大差ないように感じたのでハッキリ言って適当です。目についたのがこの会社だった、という程度です^^;

 



 

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