GUIで操作する場合はさておき、ターミナル上でコマンドを用いてKVMを操作する方法を備忘録として。
基本はvirshコマンド
起動中の仮想マシンの一覧を表示する
user@chee-s:~# virsh list
Id Name State
------------------------------
3 ubuntu2004_01 running
「ubuntu2004_01という仮想マシンが起動中」といった感じです。
起動・停止を問わず作成済みのすべての仮想マシンを一覧表示する
user@chee-s:~# virsh list --all
Id Name State
-------------------------------
3 ubuntu2004_01 running
- ubuntu2004_02 shut off
virsh listの後にオプションで--allを加えると停止中のものも含めた仮想マシンの一覧を表示できます。ubuntu2004_01は起動中、ubuntu2004_02は停止中となっております。
停止中の仮想マシンを起動する
virsh start 仮想マシンの名前
起動中の仮想マシンを停止する
virsh shutdown 仮想マシンの名前
起動中の仮想マシンのコンソールに接続する
virsh console 仮想マシンの名前
仮想マシンのコンソールを抜ける
仮想マシンのコンソール上でctrl+]を押下するとホストへ戻ることができます。
仮想マシンの自動起動について
virsh autostart 仮想マシンの名前
次回以降のホスト再起動時に仮想マシンが自動で起動します。
virsh autostart --disable 仮想マシンの名前
次回以降のホスト再起動時、仮想マシンは自動で起動しなくなります。
まとめ
基本的にはvirshコマンドを使用してマシンの操作を行うことは理解できました。
まだ他にも様々なオプションが用意されているようなのでヘルプを参照しつつ徐々に覚えていこうと思います。
また、virshコマンド以外にも仮想マシンを管理するツールが存在するようですのでいずれ試してみようとも思います。これらの方が使いやすいという声もあちこちで見かけますので…。