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Ubuntu 22.04から24.04へアップグレード後に確認すべき5つの設定【初心者向け】

Ubuntu 22.04から24.04へアップグレード後に必ず確認すべき5つの設定【初心者向け】

Ubuntu 22.04から24.04へアップグレードした直後、「正常に動作しているか不安」と感じる方は多いです。
特にサーバ用途では、SSH・Web・メール・時刻同期などのサービスが止まってしまうと大きなトラブルにつながります。
この記事では、アップグレード後に確認すべき5つの重要ポイントを初心者向けに解説します。


1. SSH(sshd)に接続できるか確認する

まず最初に確認すべきはSSHです。サーバにログインできなくなると、他の確認もできなくなります。
以下のコマンドで状態を確認しましょう。

sudo systemctl status ssh

もしエラーが出ている場合は、設定ファイル /etc/ssh/sshd_config が上書きされていないか確認してください。
アップグレード時に「既存の設定を保持する」を選んだ方も、念のため再チェックをおすすめします。

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2. Apache2(Webサーバ)が正常に動いているか

Webページが表示できるかどうかも重要な確認ポイントです。

sudo systemctl status apache2

動かない場合はエラーログを確認してください。

tail -f /var/log/apache2/error.log

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3. Postfix(メール送信)が動作しているか

メールサーバを使っている場合は、送信テストを行いましょう。

echo "test mail" | mail -s "test" you@example.com

ログは /var/log/mail.log に記録されます。TLS関連の設定がリセットされていないかも確認してください。

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4. Dovecot(メール受信 / IMAP)が起動しているか

受信メールが読めるかどうかも重要です。以下で状態を確認します。

sudo systemctl status dovecot

設定ファイル /etc/dovecot/dovecot.conf に変更が入っていないか、SSL証明書のパスが正しいかを確認してください。

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5. NTP(時刻同期)が有効になっているか

ログやメール運用では時刻がずれると不具合が出やすいため、NTPの確認も必須です。

timedatectl status

「NTP service: active」と表示されていればOKです。
もし無効なら次のコマンドで有効化しましょう。

sudo timedatectl set-ntp true

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まとめ|Ubuntu 24.04アップグレード後は基本サービスを必ず確認

Ubuntuのアップグレードは完了しても、サービスが停止していたり設定が変わっていることがあります。
今回紹介したSSH・Apache・Postfix・Dovecot・NTPの5つを確認すれば、トラブルの多くは未然に防げます。
安心してサーバ運用を続けるために、ぜひチェックしておきましょう。

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