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Ubuntuの起動とブートローダGRUB

 

ブートローダとは

パソコンは基本的にメモリ上にある実行コードのみを読み込んで実行することができます。しかし、現代のOSはハードディスクや光学ドライブ、フラッシュメモリなどに保存されているため即座にOSを呼び出すことができません。

 

そこで不揮発性のROMに小さな小さなプログラムを保存しておき(これが前回出てきたBIOS)、そこからOSを呼び出すためのプログラム(これがブートローダ)を読み込んだあと本格的にOSを起動していきます。

 

UbuntuではGRUBというブートローダが使用されています。

 

GRUBについて

GNUによって開発されているブートローダでUnix系OSではよく使用されます。

 

マルチブート(1台のマシンに複数のOSをインストールしてその中から選択、みたいなかんじ)に対応している高機能ブートローダです。

 

/etc/default/grub/ディレクトリ以下にGRUB設定用のスクリプトが存在し、必要であればスクリプトをメンテナンスした後コンソールで「update-grub」と入力すると/boot/grub/grub.cfgというファイルが生成されます。これがGRUBの実態で、この設定ファイル内の記述に基づいて/boot/ディレクトリ以下から必要なカーネルやモジュールをメモリ上に呼び出していきます。

 

続いてはカーネルについてみていきます。

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