前回インストールしたXenですが、ネットワークに関しては以下の通りになっています。
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この図を見ただけだとイマイチ分からなかったのですが、要はホストOS上に架空のネットワークインターフェース:vif○○を作成、仮想マシン上にやはり仮想のネットワークインターフェース:eth○○(あくまでゲストOSとしてのインターフェースであり、ホスト上のeht0とは別物となります)を作成して各々をクロスケーブルで直結したイメージとなります。
ただ、これだけだとゲストOSは物理マシンのeth0と接続することができないため外部とのネットワークは有効になりません。また、仮想OSを複数入れた場合も仮想OS同士で通信することができません。
そこでブリッジ接続という手段を用いて外部との接続を確立する方法を使用するのだそうです。
ブリッジ接続というのはもともと異なるネットワーク同士をソフトウェアまたはハードウェアを用いて結合する手法ということで、この場合仮想ネットワークインターフェースと物理マシンのインターフェースまたは別の仮想インターフェースを結合するのにこの手法を使用することで外部との通信やゲスト同士の通信を可能にしてくれます。
まずはホストOSのネットワーク設定でゲストOSと接続するためのインターフェースを作成しておきます。
vi /etc/network/interfaces
にて設定ファイルを開き、中身を以下の通りに書き換えます。
auto xenbr0
iface xenbr0 inet static
address ×××.×××.××.××
netmask 255.255.255.0
network ×××.×××.×××.0
broadcast ×××.×××.×××.255
gateway ×××.×××.×××.1
dns-nameservers ×××.×××.×××.1
bridge_ports eth0
bridge_stp off
bridge_maxwait 1
auto eth0
iface eth0 inet manual
これでネットワークを再起動(/etc/init.d/networking restart)すると仮想OSと接続するための仮想インターフェースを含んだネットワーク構成ができます。
次は仮想OSをインストールしてみようと思います。