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Webサーバの通信データ圧縮を検討する

Webサーバと通信データの圧縮

サイトへの接続をよりスムーズにするための手法は幾つか考えられるのですが、今回は通信データの圧縮を検討してみます。

 

Apacheで構築している当サーバの場合、通信データの圧縮というと「mod_deflate」というモジュールが考えられます。

 

このモジュールを使用すると比較的簡単に通信データを圧縮してクライアントへ送信することができるためトラフィックの削減→Apacheのパフォーマンス向上に繋がるというシロモノです。

 

なんだかいいことづくめのようですがデメリットはないんでしょうか?ちょっと心配なので調べてみました。

 

mod_deflate導入のメリットとデメリット

メリットは通信データを圧縮することでクライアントでの体感速度アップが見込めることです。サーバ側にとっても回線の占有を抑えることができるため複数のクライアントからの要求が発生しても回線への負荷を削減することができます。

 

一方デメリットとして考えられるのが、圧縮を行うことによって発生するCPUの負荷です。サーバのレスポンスが悪い原因が回線によるものではなくCPUの処理能力の問題だったりすると圧縮するために更なるCPUの負荷を生んでしまい、クライアント側から見たレスポンスは更に悪化してしまうことになります。

 

以前、当サーバの負荷状況を確かめるためにtopコマンドを使用して調べた際はCPUに大きな問題はなさそうに見えました。

 

topコマンドでサーバの負荷を調べてみる

 

また、画像などと比べるとテキストデータのほうが圧縮の効果が出やすいことを考えるとそんなに画像を多く使用していない当サイトではそれなりの効果が期待できるのでは?と思ったので導入して効果を測定してみることにしました。

 

どの程度の効果があるのかは試してみないことには分かりませんが、次回は設定前後の測定結果と設定方法について書きたいと思います。

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