起動中のUbuntu(に限らずOS全般)上では目に見えないところでプロセスと呼ばれるプログラムが多数動き続けています。
ここでは表に出ることなくバックグラウンドで動き続けるプロセスを一覧表示するとともに(できれば)個々のプロセスの役割を調べてみることにします。
Ubuntu上で動作するプロセス一覧を取得するには
簡単なコマンドで一覧を表示させることが可能です。端末にて「ps」コマンドを使用します。
ps -ef
簡単ですね♪
表示された結果の見方ですが
UID・・・ユーザID
PID・・・プロセスID
PPID・・・親プロセスID
C・・・プロセッサ使用率
STIME・・・起動した日付
TTY・・・「制御端末の種類及び番号」ということ(?しかないので後日調査)
TIME・・・CPU時間(処理でCPUを占有した稼働時間の合計)
CMD・・・プロセスのコマンド名
となります。実際に叩いてみると
UID PID PPID C STIME TTY TIME CMD root 1 0 0 8月19 ? 00:00:04 /sbin/init root 2 0 0 8月19 ? 00:00:00 [kthreadd] root 3 2 0 8月19 ? 00:00:00 [ksoftirqd/0] root 5 2 0 8月19 ? 00:00:00 [kworker/0:0H] root 7 2 0 8月19 ? 00:00:24 [rcu_sched] root 8 2 0 8月19 ? 00:00:10 [rcuos/0] root 9 2 0 8月19 ? 00:00:08 [rcuos/1] root 10 2 0 8月19 ? 00:00:02 [rcuos/2] root 11 2 0 8月19 ? 00:00:02 [rcuos/3] root 12 2 0 8月19 ? 00:00:00 [rcu_bh] root 13 2 0 8月19 ? 00:00:00 [rcuob/0] root 14 2 0 8月19 ? 00:00:00 [rcuob/1] root 15 2 0 8月19 ? 00:00:00 [rcuob/2] root 16 2 0 8月19 ? 00:00:00 [rcuob/3] root 17 2
こんな感じで動いているプロセスが表示されました。続いてはこの中から不要なプロセスを見極めて、要らないものを止めていきたいのですがまずは個々のプロセスの役割を把握しないことには始まりません。
ということでしばらく色んなプロセスの働きを見ていくことにします。