Ubuntu12.04では・・・
なぜか分かりませんが、Ubuntu12.04ではシステムログの代表格とも言える「/var/log/messages」が空のファイルになっています。
このログ、本来はsyslogの中から内部動作全般に関する記録が残るはずなのですが・・・
設定ファイル「/etc/rsyslog.d/50-default.conf」を見てみる
調べたところ「/etc/rsyslog.d/50-default.conf」がsyslogに関する設定ファイルのようです。コイツをみてみましょう。
vi /etc/rsyslog.d/50-default.conf
すると「/var/log/messages」に関する行がコメントアウトされているように見受けられます。これまた調べてみると、どうやらこの行を有効にしてやるとmessagesが生成される様子。早速試してみます。
#*.=info;*.=notice;*.=warn;\
# auth,authpriv.none;\
# cron,daemon.none;\
# mail,news.none -/var/log/messages
行頭の#を削除してから「:wq」で保存します。その後
/etc/init.d/rsyslog restart
と入力してrsyslogを再起動してから/var/log/messagesを確認すると
Apr 27 22:34:18 svr01 kernel: imklog 5.8.6, log source = /proc/kmsg started.
Apr 27 22:34:18 svr01 rsyslogd: [origin software="rsyslogd" swVersion="5.8.6" x-pid="11735" x-info="http://www.rsyslog.com"] start
Apr 27 22:34:18 svr01 rsyslogd: rsyslogd's groupid changed to 103
Apr 27 22:34:18 svr01 rsyslogd: rsyslogd's userid changed to 101
と、ログの作成が始まりました。
その他のログについて
messagesのほかにもシステムログって沢山あるんですよね。それぞれに意味があって作成されているものですし、それらの土台となっているsyslogなどはある程度の設定を施さないとバカみたいに大容量になってしまうこともあるようです。
今までデフォルトのまま使ってきましたが、ログについても少し考えないといけないと思います。