今回はインライン上で補完候補を表示してくれるAuto-Completeを導入します。
Auto Completeのインストールと設定
Emacsを起動して「M-x auto-install-batch」と入力します。
前回インストールしたAnythingのおかげで候補の一覧が表示されますので「auto-complete development version」を選択してやりましょう。
これまた前回と同じくC-c C-cで随時バイトコンパイルを実施してやり、「Installation is completed」と表示されればOK。
あとはinit.elに
(require 'auto-complete) (require 'auto-complete-config) (global-auto-complete-mode t) (setq ac-auto-start t)
と追記してやれば次回以降Auto Completeが有効化されます。
下のほうに「AC」と表示されていればAuto Completeが有効になっている印です。
上記の設定で基本的にはEmacsの起動時にAuto Completeが有効になっているはずなのですが、モード(LispモードとかTextモードとかFundamentalモードとか)によっては無効のままになってしまうようなので、その場合はinit.elに
(add-to-list 'ac-modes 'fundamental-mode) ←fundamental-modeでもACを有効にする
のように追記すると次回から勝手に有効化されるようです。
今日のまとめ
インライン上で文字補完を行ってくれるAuto Completeの導入を行ってみました。内容をまとめると
- auto-installを使って楽チンインストール
- init.elに設定を追記して自動起動しておくと次から楽になる
- 自動で有効化されないモードがあれば設定に追記して修正
といった具合です。
まだまだ不慣れなEmacsですが少しずつ使いやすくなってきている気がします。
これらの環境を土台にして次はPHPの開発環境として仕上げていきたいなぁ…と思っています。